Salesforceのキャンペーン機能を使うと、展示会やメール配信などのマーケティング施策を管理・分析できます。マーケティング活動の効果測定やROI算出が容易に。使い方をマスターしてマーケティングの見える化を実現しましょう!
キャンペーンとは?マーケティング活動の管理に最適
マーケティング施策を包括的に管理
キャンペーンでは、展示会の開催やメール配信、広告出稿など、様々なマーケティング活動を1つのオブジェクトで管理できます。
活動形態ごとにレコードタイプを設定すれば、情報の整理も容易。マーケティング施策をまとめて把握・分析するのに最適なツールと言えるでしょう。
リードの獲得状況や効果を可視化
キャンペーンを使うと、各マーケティング施策で獲得したリード数や商談数、受注金額などを追跡できます。施策ごとの成果を数値で可視化し、費用対効果の高い施策に注力する、といった戦略的なマーケティング活動が可能になります。マーケティング部門の業務効率化とパフォーマンス向上に役立つ機能と言えます。
キャンペーンメンバーを追加して施策を管理
リードや取引先責任者をメンバーに
キャンペーンメンバーとは、マーケティング施策のターゲットとなる見込み客や顧客のこと。リード、取引先責任者、個人取引先をメンバーとして追加できます。
「キャンペーン」ページの「キャンペーンメンバー」関連リストから、対象者を選んで追加。1人のメンバーを複数のキャンペーンに関連付けることも可能です。
商談との関連付けで成果を把握
キャンペーンから発生した商談を関連付ければ、施策の成果をより詳細に分析できます。リードからメンバー登録した場合は自動的に商談の「主キャンペーンソース」に設定。コンタクトのステータスからの場合は、手動での関連付けが必要です。
関連付けた商談の金額などから、キャンペーンの効果を具体的な数字で把握できるようになります。
キャンペーンの階層化で体系的なマーケティング戦略を
親子関係で施策を整理
キャンペーンレコードは階層化が可能です。上位に全体方針、下位に個別施策といった具合に体系化できます。
下位キャンペーンの予算は上位に積み上げ集計されるため、マーケティング予算の管理もしやすくなります。戦略や目的に応じて階層を設計し、体系的にマーケティング施策を展開しましょう。
レポートを活用した効果的なマーケティング分析
キャンペーンのROIを算出
レポート機能を使えば、キャンペーンの投資収益率(ROI)を簡単に算出できます。キャンペーンの成立商談金額から経費を引いた純益を、経費で割ることでROIが求められます。
ただし商談の金額項目が未入力だと正確な計測ができないので注意が必要です。Account Engagement(旧Pardot)と連携すれば、収益の分配なども可能になります。
効果の高い施策にリソースを集中
ROIの高い施策を把握できれば、マーケティング予算やリソースを適切に配分することができます。効率の良くない施策は思い切ってやめる、効果の高い施策は強化する、など戦略的な意思決定が下せるようになります。限られたリソースを有効活用し、マーケティング活動の最適化を目指しましょう。
Account Engagement(旧Pardot)のキャンペーンとの連携
SalesforceとPardotのキャンペーンの違い
Salesforceのキャンペーンは施策別の管理に適しているのに対し、Account Engagement(旧Pardot)のキャンペーンは、見込み客の獲得ソースに基づいて自動的に割り当てられます。
Salesforceでは1つの施策に複数の見込み客が紐づきますが、Account Engagement(旧Pardot)では1人の見込み客が1つのキャンペーンに属する、という違いがあります。
2つのキャンペーンを連携させて活用
そして、SalesforceとAccount Engagement(旧Pardot)のキャンペーンを連携させることで、マーケティングオートメーションをさらに強化できます。
Account Engagement(旧Pardot)上で見込み客の獲得源となったキャンペーンを特定し、Salesforce上の該当キャンペーンと関連付ける。すると、リードの温度感に加え、どの施策から獲得したのかという情報も追跡可能に。見込み客の育成とマーケティング施策の分析の両面で効果を発揮します。
キャンペーン機能を活用し、積極的にマーケティングに取り組みましょう。施策を可視化し、PDCAを回してマーケティングの成果を最大化しましょう。