Salesforceの項目に入力された内容を、誰がいつどのように変更したのか追跡する機能があります!
本記事では、そんなSalesforceの項目履歴管理の設定方法と注意事項を説明します。
項目履歴管理は標準オブジェクトとカスタムオブジェクトで設定方法が少し異なります。
今回はカスタムオブジェクトの設定について解説します。
項目履歴管理はどこで設定できるの?
それでは項目履歴管理を設定していきましょう。
まずオブジェクトマネージャから項目履歴管理を設定したいオブジェクトを選びます。
1.詳細ページで[編集]ボタンをクリックします。
2.[追加の機能] で [項目履歴管理] チェックボックスをオンにします。
項目の履歴データを表示したいページレイアウトに「履歴」関連リストを追加します。
項目履歴管理を設定する際の注意事項
追跡できる項目には制限があります
履歴を追跡できる項目は最大で20個までです。 また、積み上げ集計や数式項目など、データ型によっては追跡対象外の項目もあります。
以下は履歴を追跡できない項目のデータ型です。
- 数式項目、積み上げ集計項目、または自動採番項目
- 作成者および最終更新者
- 商談の [期待収益] 項目
- ソリューションの [マスターソリューション名] 項目または [マスターソリューション詳細] 項目
- ロングテキスト項目
- 複数選択項目
項目変更履歴を設定できない場合は?
項目履歴管理の設定にはシステム権限の「アプリケーションのカスタマイズ」権限が必要です。
自身のプロファイルや権限セットをチェックし、必要な権限をが付与されているか確認しましょう。
履歴データには保存期間があります
項目の変更履歴データはずっと保存できるわけではありません。
項目監査履歴が有効でない場合、項目履歴データの保持期間は最大 18 か月です。
項目監査履歴を有効にした場合は項目履歴データは手動で削除するまで保持されます。
項目履歴管理データはデータストレージ制限に含まれず、いつでも手動で削除できます。
まとめ|Salesforceの項目履歴管理を徹底解説!
いかがでしたか?
本記事では、Salesforceの項目履歴管理の設定方法と注意事項を説明しました。
項目履歴管理を利用してSalesforceをより一層活用していきましょう。
参考:項目履歴管理|Salesforce セキュリティ
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.securityImplGuide.meta/securityImplGuide/tracking_field_history.htm